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Amazonが製造・販売している電子書籍リーダーkindle。
電子ペーパーの代表的な存在です。
現在、販売されているのは5種類、キッズモデルを含めると7種類あります。
物理ボタンのついたKindle Oasis、手書き入力ができるKindle Scribeなど大きさ・形状・機能もさまざまです。
初心者さんはどれを選んでいいのか迷いますよね。
「どこが違うの?」
「結局、初めて買うならどれがいいの?」
そんな初心者さんに向けて、kindle歴10年ヘビーユーザーの管理人がおすすめの端末について解説しています。
管理人が使用してきた端末についてはこちらをどうぞ。
この記事の結論
●初心者さんにはKindle Paperwhite シグニチャーエディションがおすすめです。
▼目次から気になるところにジャンプできます▼
E-ink端末 kindleのデメリット・メリット
電子書籍を読む際に、スマートフォンやiPhone、タブレットを使う方は多いです。
専用の電子書籍リーダーを買う出費と手間が省けてお手軽ですね。
では、スマホに代表される汎用端末と電子書籍リーダーはどこが違うのでしょうか?
電子書籍リーダーには独自のデメリットとメリットがあります。
kindleに代表されるE-ink端末(電子ペーパー)の特徴は紙に近いこと。
以下のような特徴を持っています。
kindleのデメリット
●白・黒表示
●動きが鈍い
●後から容量を増やすことができない
kindleのメリット
●薄くて軽い
●低電力設計なので頻繁な充電は不要
●紙に近いので目にやさしく、夜読んでも睡眠の邪魔にならない
その他、単機能なので読書に集中できる、フィッシングなど詐欺メールが来ないので子供や高齢者にも安心なところがセールスポイントです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
kindle電子書籍リーダーの種類
現在 販売されているkindleは次の5種類。
キッズモデルはスペックの違いではなく、子供向けコンテンツのみ表示する製品です。
子供が落としても壊れないようにカバー付き。
kindleキッズモデル、Kindle Paperwhiteキッズモデルの2種類あります。
表では割愛しています。
【kindleの比較表】
kindle それぞれの特徴
kindle 低価格の端末をお求めの方に最適
もっともシンプルな端末。
無印kindleと呼ばれることもあります。
基本性能がそろっていて、16GB 1万円ちょっと。
解像度は上位機種と同じ300ppiです。
防水機能はついていませんが、お風呂場やプールサイドで使わなければ問題なしです。
販売から現在までパワーアップされてきた分、お値段も上がってきましたね。
以前は解像度が低く、容量は8GBでした。
現在、一番安価なモデルなので手軽に購入したい方向けです。
Kindle Paperwhite 色調調整ライトと防水機能つき
6,8インチと、kindleより大きなディスプレイのKindle Paperwhite。
色調自動調整ライトがついているので、クリアーなホワイトから暖色のアンバーまで調整可能です。
反射を抑えたディスプレイなので、屋外の読書も快適。
防水機能が付いているので、雨に濡れても安心ですね。
販売されているのは8GBと16GBのモデル。
この端末が向いているのは電子書籍ライトユーザー。
お手頃な端末を探しているけれど、防水機能は欲しい方向けです。
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
Kindle Paperwhiteの性能に加え、明るさ自動調整機能・ワイヤレス充電(充電器は別売り)を可能にした機種です。
明るさ自動調整機能はとても便利。
特にE-ink端末の長所が発揮される就寝前の読書にはありがたい存在です。
就眠前にはあたたかい色の光がよいことは知られていますよね。
読書中、操作することなくアンバーに変化してくれるのは助かります。
防水機能付きなので読書しながらコーヒー、紅茶を楽しめますね。
安心の32GB。
現在、管理人のイチオシ機種です。
Kindle Oasis いつでもどこでも本をダウンロード
正方形に近い、スタイリッシュな外見、ページ送りボタンつきの機種。
ワイヤレス充電には対応していませんが、wifi接続とwiri+4G(無料)接続を選ぶことができる唯一のモデルです。
容量は8Gか32G。
安心の防水機能付き。
いつでもどこでも本をダウンロードしたい方はwifi+4Gモデル一択。
ただし、販売されているkindleの中ただひとつのmicro USB充電ケーブルを使う製品です。
kindle Scribe 大画面+手書き書き込みOK
kindle史上最大の10,2インチディスプレイ。
付属のペンを使えば、手書きで書き込みができる画期的なモデルです。
学習にはかなり役に立つ機種ですね。
電子書籍の欠点に「紙の本より頭に入らない」がありますが、感想や思いついたことを手書き入力できるようになればかなり改善されるのでは?と思っています。
ワイヤレス充電なし、防水機能なしなのは注意。
kindle 選び方のポイント
ディスプレイの大きさ
▲写真左;Kindle Paperwhite 6インチ
中央;Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション 6,8インチ
右;kobo libra 2(Kindle Oasisと同じ大きさ) 7インチ
kindleを選ぶ際に、重要なのが画面の大きさ。
小説、文字だけの実用書を中心に読む人には6〜6,8インチモデル。
kindleかKindle Paperwhite、Kindle Paperwhite シグニチャーエディションで充分です。
漫画や雑誌を中心に読む人には、細部が見やすい7インチ以上の端末がおすすめ。
コミック好きにはkindleよりFireタブレットをおすすめしています。
kindleで漫画は読みにくい?漫画におすすめの電子書籍リーダーについて解説します
物理ボタン
kindle、Kindle Paperwhiteは画面をタップしてページをめくります。
この動作を物理ボタンで行うのがKindle Oasis。
ページめくりの失敗はほぼありませんので、タップが苦手な人にはKindle Oasisがおすすめです。
防水機能
海やプール、バスルームでも読書したい方はKindle PaperwhiteかKindle Oasis。
日常生活でも、キッチンやリビングルームでティータイムに読書する方にはついていた方が安心の機能です。
Kindle Paperwhite、Kindle OasisはIPX8の最高等級 防水機能がついています。
万が一、水没しても最大3分まではOK。
価格
kindleに代表される電子ペーパーは高価です。
kindleは12,980円から59,980円まで幅広い価格帯。
容量、広告あり・なし、wiriモデルかwifi+4Gモデルかで価格が変わります。
ご予算に応じて選びましょう。
広告あり・なし
kindleは広告あり・広告なしモデルを選べます。
広告ありはスリープ状態のディスプレイに本の宣伝が表示されるモデルです。
こちらの記事で解説しています。
2023年5月現在、広告つきで購入した端末は広告を消すことができません。
慎重に選びましょう。
ご予算が許せば、広告なしをおすすめします。
Kindle Unlimited読み放題あり・なし
Kindle Unlimited読み放題はkindle本200万冊の中から、好きな本を借りて読むことができるサービスです。
通常月額980円。
サブスクを3ヶ月無料で使えるのはお得ですね。
Kindle Unlimited読み放題で読める本についてはこちらの記事で紹介しています。
Kindle Unlimited読み放題つきで購入する方にアドバイス。
Kindle Unlimited読み放題が終わる日は正確に把握し、手帳やスマホのスケジュールに書き込んでおきましょう。
Kindle Unlimitedは早めに解約手続きをしても、解約日までは引き続き利用できます。
解約日の2、3日前には手続きするのがおすすめ。
容量
kindleの選び方についての記事を読んでいると、小説・ビジネス書など一般書籍中心の人には8GB、コミック中心の人には32GBを推奨していることが多いですね。
管理人は一般書籍中心の方にも、ご予算が許す限り大容量をおすすめします。
kindle電子書籍リーダーはPCやandroid端末と違って、あとからメモリを追加できません。
そして管理人が大容量を推奨するのは以下の理由から。
ポイントは3つです。
容量=購入できる本のデータ量ではない
容量全てを書籍に使えるわけではないです。
デバイスには以下のものが必要です。
- システムファイル
- スムーズに操作するための空き容量
Amazonカスタマーサービスセンターによると、kindleのシステムファイルは5GB〜6GB。
実際に手持ちのKindle Paperwhite(第7世代)をリセットして確認したところ、4,5GBでした。
8GBの端末だと、使える容量は3,5GB。
これに操作を円滑に行うための空き容量を加えると、使えるデータ量は更に減ります。
心もとないですよね。
コミックよりファイルサイズが大きい一般書籍がある
「端末に数千冊の本が入れられる」―。
このフレーズの根拠となる数字は以下のように計算されています。
これは楽天ブックスが販売しているkoboの例です。
●一般書籍 1MB
●コミック 40MB
1GBは約1,000MBなので、確かに数千冊入る計算になりますね。
では、実際に販売されている書籍のファイルサイズを見てみましょう。
ロリー・バーデン『自分を変える1つの習慣』 2,0MB
カズオ・イシグロ『クララとお日さま』 1,6MB
京極夏彦『遠巷説百物語』 7,9MB
赤坂アカ×横槍メンゴ『【推しの子】』66〜128MB
遠藤達哉『SPY×FAMILY』 56〜58MB
古手川ゆあ『BORDER』 73〜86MB
基準となっているファイルサイズより大きいことがわかると思います。
一般書籍で1MB以下のものは短編小説・青空文庫ですね。
実はファイルサイズがコミックより大きなビジネス書も存在しています。
どちらも名著の誉れ高いベストセラーで、ファイルサイズが130MB(『お金の大学』)、272MB(『沈黙のwebライティング』)という例もあります。
一概に「一般書籍=ファイルサイズが小さい」とは言えません。
複雑化する現代社会。
金融商品の説明、社会の構造など、図解やグラフ・表で説明されることが多くなっています。
絵や図が増えれば正比例してデータ量も増えていくもの。
電子書籍のファイルサイズは大きくなってきていますね。
容量オーバーは故障の原因になる
これは管理人の体験談です。
管理人が持っていたkindle(第4世代)8GB。
青空文庫50冊+コミック20冊ほどで「容量オーバー」表示が頻繁に出るようになりました。
ダウンロードしていた作品を削除し、しのいでいましたが、2年で故障。
廃棄処分となりました。
その経験があるので、管理人はkindleは32GB以上と決めています。
その甲斐あって、2015年モデルのKindle Paperwhite第7世代は今でも健在です。
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションをおすすめする理由
管理人がKindle Paperwhiteシグニチャーエディションをおすすめする理由を挙げたいと思います。
まず、価格と性能のバランスがいいところ。
6,8インチ、ワイヤレス充電対応、防水機能あり、明るさ調整機能ありでこのお値段。
かなりコストパフォーマンスが高いです。
特にIPX8の防水機能は魅力ですね。
本を読みながら、紅茶やコーヒーを楽しむ人は多いと思います。
何かの拍子にkindleにお茶をこぼすことがあるかもしれません。
万が一のために、防水性能はありがたい。
32GBの大容量でこのサイズ。
低反射ディスプレイ。
言うことありません。
お得に購入するにはセールをねらおう
どうせ手に入れるのであれば、安い時に買いたいと思いますよね。
kindle電子書籍リーダーはAmazonのセールをねらうと、お得に購入できます。
- 6月 Amazonプライムデー
- 11月 Amazonブラックフライデー
特に11月第4金曜日から開催されるブラックフライデーはkindleデバイスが安くなります。
機種によって変わりますが、2,000〜7,000円くらい割り引かれるのが通例です。
気になる商品はチェックしておきましょう。
kindleの使い方
kindle電子書籍リーダーはiPhoneやスマホとは違います。
慣れると簡単です。
基本的な使い方はこちらの記事で紹介しています。
kindle よくある質問
- Qkindle電子書籍リーダーで、他社で購入した電子書籍は読めますか?
- A
基本的には読めません。電子書籍はデジタル著作権で保護されています。
そのため、kindleストアで購入したもののみkindle電子書籍リーダーで読むことができます。
- Qカラーの本はkindleでもカラー表示されますか?
- A
kindleは白黒表示です。カラー表示はされません。
- QSDカードを差し込むことはできますか?
- A
できません。容量は購入前によく考えましょう。
- Qkindle電子書籍リーダーにwifiは必要ですか?
- A
初期設定・本の購入・ダウンロードに必要です。一度ダウンロードした本を読む場合にはインターネットは必要ありません。
- Qkindleにダウンロードした本を削除したら、二度と読めませんか?
- A
kindle電子書籍リーダーから削除しただけで、クラウドには残っています。もう一度、ダウンロードすれば読めます。
Amazonアカウントサービス「デジタルコンテンツと端末の管理」から完全に削除した本は二度と読めません。再度、購入する必要があります。ご注意ください。
ま と め
kindleには5種類とキッズモデルがあります。
- kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション
- Kindle Oasis
- kindle Scribe
それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
【kindle】
kindleで一番安い
防水機能がない
【Kindle Paperwhite】
6,8インチディスプレイ・防水機能がある
8GBと16GBモデルしかない
【Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション】
防水機能・明るさ自動調整機能・低反射ディスプレイ
ワイヤレス充電器は別売り品
【Kindle Oasis】
ページ送りボタンつき、7インチディスプレイ、どこでもダウンロード可
価格が高い、microUSBケーブル充電
【Kindle Scribe】
手書き入力できる、kindle最大の10,2インチディスプレイ
高価、ワイヤレス充電非対応、防水機能なし
以上の特徴を鑑みて、最もコストパフォーマンスがよいのはKindle Paperwhiteシグニチャーエディションだと考えます。
電子書籍での読書は、慣れると楽しいものです。
省スペース、掃除の手間いらず、ベストセラーでも品切れの心配なし。
ご自分に合った電子書籍リーダーを選んでくださいね。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
少しでも参考にしていただけるとうれしいです。
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