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肌にやさしいオリーブオイル石鹸。
皮膚から余分な水分を奪わず、マイルドな洗い上りが人気です。
よく見かけるアレッポの石鹸とアレッポからの贈り物。
このふたつの違いは何?
種類やオイルの比率を知りたい―。
そう思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
今回はこのふたつの違いについて書いています。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物の違い
- アレッポの石鹸・アレッポからの贈り物 種類とオイルの比率
*オリーブオイルの石鹸は購入する場所で価格が大きく違います。
この記事の値段は2021年3月に当サイトの管理人 ちょろが調査した段階のものです。
ご了承ください。
この記事の結論
●アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物は、元の産地が同じだけの別メーカーの商品。どちらかが偽物ではありません。
●オイルの比率を知ってご自分の肌に合う石鹸を選びましょう。
アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物の違い
シリア北部にある商業都市 アレッポ。
昔から石鹸作りがさかんでした。
アレッポは東西交通の要所で人の行き来が多い場所です。
名産品であるオリーブオイル石鹸は、瞬く間に世界に広がりました。
近年、国内情勢の悪化で工場を国外に移動させているメーカーが多い様子です。
さて、本題に入ります。
アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物は作っているメーカーが違います。
日本での販売元も違います。
【アレッポの石鹸 日本の販売元】
(有)アレッポの石鹸
【住所】東京都福生市武蔵野台1-19-7
【電話番号】 042-552-7518
【公式サイト】はこちら https://aleppo.co.jp/
例を挙げるなら日本の椿油。
東日本では伊豆半島、西日本では五島列島が有名ですね。
どちらの地域にも複数のメーカーがあり、「伊豆半島の椿油」、「五島列島の椿油」と言っても様々な種類があります。
商品名は「地名」プラス「製品」にする会社が多いです。
どの会社も名前が似てしまうんですね。
アレッポの石鹸・アレッポからの贈り物も同じです。
どちらかが偽物というわけではありませんので安心してください。
アレッポの石鹸・アレッポからの贈り物 種類とオイルの比率
さて、アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物。
作っているメーカーが違うので、種類・配合が違います。
アレッポの石鹸(現在ラタキア工場にて製造)の種類とオイル配合は以下の通りです。
アレッポの石鹸はオリーブオイルとローレルオイルの配合で種類が変わります。
昔ながらの製法を守るオリーブオイル石けんは、種類によって重さが異なります。
種類 | 比率 | 重さ | 価格 |
ライト | 98:2 | 180g | \500 |
ノーマル | 90:10 | 200g | \630 |
エキストラ | 60:40 | 180g | \900 |
写真はノーマル。
一方、アレッポからの贈り物(現在トルコ工場で製造)の種類はこちらの5つ。
- ピュアオリーブオイル
- ローレルオイル配合
- ラベンダー配合
- エクストラ
- プレミアム
種類 | 比率 | 重さ | 価格 |
ピュア | 100:0 | 190g | \278 |
ローレル配合 | 96:4 | 190g | \312 |
エキストラ | 84:16 | 190g | \458 |
プレミアム | 88:12 | 125g | \700 |
*プレミアムはエキストラバージンオリーブオイルを使用しています。
ラベンダー配合のものは一度、オリーブオイルのみの石鹸を作り、溶かしたうえでラベンダーオイルを配合するそう。
ラベンダー配合だけは製造工程の根本から違うんですね。
そのような理由から表には加えませんでした。
アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物は発売されている種類が異なります。
アレッポの石鹸はオリーブオイルのみの商品がありません。
エキストラ同士で比べるとアレッポからの贈り物はローレルオイルの比率が低いですね。
アレッポからの贈り物 ローレルオイル配合が最もアレッポの石鹸に近いです。
ローレルオイルの配合比率はアレッポの石鹸のライト・ノーマルの中間に位置しますね。
ローレルオイルは収穫量が少なく、非常に高価なもの。
高配合のものはお値段も比例して高くなっていきますね。
アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物の使い心地について
では、ここからは実際に使ってみた感想を書きたいと思います。
アレッポの石鹸(ノーマル)とアレッポからの贈り物(ローレルオイル配合)という使用されているオイルと比率の似ているものを比べてみたいと思います。
左がアレッポの石鹸、右がアレッポからの贈り物です。
実際に何度か使った後の写真。
どちらも色が薄くなりますね。
直接、手で泡立てたときに触り心地はほぼ同じです。
上の写真はネットを使って泡立てたところ。
アレッポからの贈り物は泡にもうすいベージュの色がついています。
泡のキメはアレッポからの贈り物の方がこまやかでボリュームがありますね。
私の持っている個体に関しては洗った後のツッパリ感はアレッポの石鹸の方がマイルド。
結論
●アレッポからの贈り物は泡立ちがいい
●手に優しいのはアレッポの石鹸。洗った後のツッパリ感がない印象。
どちらにも共通して言えるのは、使うせっけん皿には注意が必要なことです。
写真の左下は無印良品の発砲ウレタンせっけん置き。
写真のように色がついています。
この茶色は何度洗ってもとれないんです。
きれいな外観を保ちたい場合は、こまめな取り替えが必要ですね。
最初は右上のソープディッシュを使っていたのですが、やはり茶色のドロドロがつきます。
掃除が大変でした。
数か月で使用を断念しましたね。
アレッポの石鹸・アレッポからの贈り物 刻印について
昔ながらの製法で作られるオリーブオイル石鹸。
写真のように刻印が捺してあることが多いです。
アレッポの石鹸の刻印は、原材料や品質・ブランド名・工場の番号がアラビア語で書かれています。
一方、アレッポからの贈り物はアルファベット表記と英語。
製造会社のオーナー名、会社名、石鹸、工場の番号だそう。
アレッポからの贈り物の刻印については丸長株式会社に電話でお聞きしました。
「確かに弊社で作っていますという証のようなものです。毎回、同じ刻印とは限りません。」とのご返答を頂きました。
製造時期・工場番号が分からないと商品に不備があった時に対応できません。
刻印を変えて当然ですね。
ロット番号を兼ねているのでしょうか。
こちらは裏側。
アレッポからの贈り物は裏にも刻印がありますね。
表の刻印と同じく「TALAL. ANIS」と書いてあります。
検索してみるとアレッポからの贈り物を製造している会社のオーナーさんのフェイスブックがヒットしました。
オーナーさんの名前が刻印されている―。
日本人からするとちょっと不思議ですが、自社製品に対する自信の表れともとれますね。
オリーブオイル石鹸の切り分け方
日本の石鹸よりかなり大きなオリーブオイル石鹸。
使うにはカットする必要があります。
厚みがあるのでそのまま包丁で切ると、途中でボロボロになることも…。
そんな時におすすめなのが、あたためた包丁でカットする方法。
- 大きめの包丁をお湯で温める。
- 包丁の水気をキッチンタオルでふき取り、刃が熱いうちにオリーブオイル石鹸を切る。
- この時、包丁をのこぎりのように前後に動かすとスムーズに切れます。
オリーブオイル石鹸を電子レンジであたためる方法もあります。
ちなみにカットしたオリーブオイル石鹸は写真のように二層になっています。
黄土色は酸化した色。
本来は中心部のように深いグリーンなのですね。
これは全材料のオリーブとローレルの色なんです。
メーカーによって若干、色味の違いがあります。
原材料となるオリーブ・ローレルの種類や出来具合、熟成させる環境などによって変化するのだとか。
まさに、自然の恵みですね。
オリーブオイル石鹸は個体差があるため、使い心地は一定しません。
アレッポの石鹸によるとオリーブオイルの含有量が多いライトが最も肌にやさしいとのこと。
やさしい洗い心地を求める方はアレッポの贈り物 ピュアオリーブオイルからアレッポの石鹸ライト。
このあたりからチャレンジされてはいかがでしょうか?
▼評判のいいAmazon限定販売のオリーブオイル石鹸
以上、アレッポの石鹸とアレッポからの贈り物の違いと配合の比較でした。
参考にしていただけると幸いです。
こ ぼ れ 話
現在、日本でもオリーブオイル石鹸が作られています。
有名なのは小豆島。
オリーブオイルの産地です。
肌への負担が少ないオリーブオイル石鹸。
国産品を求める声があるのもわかります。
管理人も購入してみました。
気になったのは「石鹸の色」。
アレッポの石鹸・アレッポからの贈り物は表面が黄土色から茶色なのに、日本のオリーブオイル石鹸は真っ白なんです。
しかも、断面が層になっておらず均一。
気になったので日本のメーカーに問い合わせてみました。
ご協力いただいた方々、ありがとうございます。
結論
●日本のオリーブオイルは精製度が高いため、でき上った石鹸が白い
なるほど。
よく、海外のオリーブオイルは精製度が低くオリーブジュースに近いっていいますものね。
『美味しんぼ』に「日本に流通しているオリーブオイルは精製され過ぎ」と書いてありましたね。
ホホバオイルは精製度が低いものがゴールデン、高いものはクリア。
オリーブオイルも同様で、精製度が低いものは色がついているんですね。
人によっては精製度が高いものの方が、刺激にならなくていいかもしれません。
以上、オリーブオイル石鹸にまつわるこぼれ話でした。
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